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前回もお話しましたが、アドレス時の姿勢はスイングにものすごく影響を受けるんです。

 頭部の質量が比較的大きい理由などから、直立姿勢は非常に不安定であることが分かります。

アドレス姿勢をとる際に主に影響を受けるのは、視覚や平衡感覚、筋感覚がありますが、その中でも筋感覚は非常に大切。

 人の身体は、安静時に真っすぐ立つと側方から見たときに重心が少し前に位置する構造をしています。

 前に倒れないように、重力に対抗して姿勢を保つ筋力を「抗重力筋」と呼び、姿勢維持に重要な役割をしています。

 抗重力筋がはたらき、バランスが取れた姿勢を取るにはアドレス前に一度真上にジャンプしてください。

 そうすると、写真の様に側方から見て脇の下、膝頭、母指球を結んだ地面と垂直のラインができます。

 インバランスフィニッシュができない場合はアドレス時の重心位置が一方に偏っている可能性が高いです。

 カメラや鏡を使って実践してみてください!

 


皆さんは様々な状況で、「てこの原理」を無意識に日常生活に応用していますよね。実は、ゴルフスイングにも、てこのはたらきが影響しているんです。

 てこの働きは主に、ある支点からの距離が遠ければ遠いほど大きな力が必要になるというのは経験的にわかる人もいると思います。(同じ物を掴む時、長い箸より普通の長さの箸の方が物をつかみやすいなど)

 下の二つの写真を見てください。重い荷物をヨイショッと持ち上げる時、どちらの方が少ない力で持ち上げることが出来るでしょうか。

 正解は②の写真で、同じ重さを持っているつもりでも、できるだけ体の近くで持った方が少ない力で素早く持ち上げることが出来ます。

 具体例で詳しく説明すると、
①は40cm先で30kgの物を持ちあげるとき、1200kgの力が必要になります。
40cm x 30kg = 1200kg

➁は20cm先で30kgの物を持ち上げるとき、600kgの力が必要。
20cm x 30kg = 600kg 

アドレスに入るとき、飛ばそうと思うがあまりに無意識にグリップが遠いところにありませんか?

グリップの位置が遠すぎるとスイング中、写真①の様に関節にかか負担が増して腰痛の原因にもなるし末端(腕)が重くなるので手打ちを誘発してしまいます。

身体にやさしいスイングをするには負担を少なくした姿勢(アドレス)が非常に大切です!


 
 


先日、僕の研究指導をしていただいている先生から非常に興味深いお話を聞きました。

それはテニスラケットを使ったある実験で、以下の3つのパターンの中で一定の条件下でラケットにボールをぶつけた時、一番反発(跳ね返るスピード)が大きいものはどれか計測したものです。

① テニスラケットを万力に固定した状態

② グリップを下向きにして地面にフリーで立てた状態

③ グリップを手で保持した状態

グリップがしっかり固定されているから、①の万力で固定したラケットが1番強く跳ね返ると予想した人もいるのではないでしょうか。

結果は、地面に立てただけのラケットはボールが当たると後ろに倒れますが、万力で固定した①と地面に立てただけのラケット②に違いはなく、3通りとも同じ跳ね返り方をしました。

これはボールがラケットの面に加えた力が、跳ね返る時にも同じ分だけ働くという作用・反作用の関係が影響しています。

これをゴルフに置き換えると、万力で固定した①の様に、インパクトの瞬間にグリップに力を入れてボールを押し込んだ方が一番飛ぶという説は間違いであると言えます。

大切なのはいかに効率良くヘッドスピードを高くするかであり、力任せに振るのではなく、握る力を最小限にして遠心力を感じて振ったほうが速く振れてボールに伝わるパワーも大きくなって飛ぶんです。

 

 


 なぜ飛ばす為には「体幹部と下半身の捻転差」が欠かせないのでしょうか?それにはちゃんとした理由があるんです。 

筋肉には、バネのように伸ばし続けると縮んで戻ろうとする性質があります。このメカニズムを「伸長―短縮サイクル」(Stretch Shortening Cycle)と呼び、言い換えれば「反動動作」の事です。

高くジャンプするには、低くしゃがみきる前に地面を強く蹴って反動を利用して飛ぶ必要があるというのは体験的に分かる人も多いはずです。

低くしゃがんでいる時は膝回りのバネが伸びきった状態、つまりパワーが貯まった状態。ジャンプする瞬間がそのバネが一気に縮む状態。

では、これがどの様にゴルフと関係しているのでしょうか。「 あの選手のスイングはバネがある」という表現をよく耳にします。

 バックスイングからトップにかけてお腹周りの筋肉が消しゴムを捻った様にグーっと伸ばされ、飛ばしのエネルギーが蓄積されます。

トップが完成する前に下半身リードで切り返し、反動動作を利用して巻き戻すことで、バネが勢いよく縮み、パワーが解き放たれて高速回転スイングになります。

つまり、 他の動作やスポーツにも共通しますが、動きが完了する前に逆方向に切り返す動きをすることで、よりパワーを物(ボール)に伝えることが出来るんです!

   

 

 


 ゴルフに「遠心力」というワードが頻繁に出てきますが、スイングと遠心力にはどのような関係性があるのでしょうか。 回転運動をする身体には必ず外向きに引っ張られる力「遠心力」が発生します。

 同時に、遠心力だけだとスイングしたらクラブが吹っ飛んでいってしまうので、遠心力の反対側の方向に「求心力」が生まれます。

 脱力し、ヘッドの重さをを利用することによって重力が作用して遠心力は感じられますが、求心力は飛球方向の反対側に中心軸を傾けることが求められます。

 スピードスケートや陸上競技の短距離走では、速く曲がる為にカーブ曲率に応じて身体を内側に傾斜させていますよね。

 ゴルフスイングも同じメカニズムで、トップから切り返しにかけて背骨が少し右側に傾いたままダウンスイングすることが必要。

 身体の回転速度が上がれば遠心力が増すので、それに耐える為の拮抗した求心力も必要なんです!



  

 

 


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