6月28日(水)二回目のビデオレッスン
●8:30−9:00 チッピングの自主練習
ピッチエンドランは全てのショットに通じるとの板橋プロの教えに沿って、自主練習。
やはり要点は、アドレスから、テークバック、ダウン、インパクト、フォローまで柔らかさをキープしてショットできるか、すなわち、右肩、右腕、右手に余計なことさせないこと。そして、肩の下で振ること。
これが出来ると、アドレス時の右手首の角度が保たれたまま、両手が体から離れないところで、グリップがお腹を指した形で、フイニッシュが決まる。概ね、出来てきたが、まだ90%。まだまだ。
練習のポイントは、球筋と落としどころを決めたら、ボールは絶対見ないで、どのくらいの大きさでクラブを振るかをイメージしながら、3回、柔らかく素振りで芝をブラッシングすること。素振りが終わったら、その感触を忘れず、即テークバックしてショットを打つこと。
●9:00−10:00 ヒンジングホールドショット
今日は、アプローチの応用編だ。
題して、ヒンジングホールドショット。
サンドウエッジを使ったピッチエンドランと殆ど同じ打ち方だが、クラブのリーディングエッジをボールの赤道面に当てる感覚でインパクトし、低い打ち出しのスピンのかかったランニングアプローチになる。この打ち方だと、2/3キャリー、1/3ランニングのショットになる。
ピッチエンドランとの違いは、ヘッドの入射角度の違いのほかは、切り返しで、右膝を送ること。
最初は、ピッチエンドランと何も変わることなくボールが高く上がってスピンがかからないケースや、トップボールが出たりして、なかなか思うに任せなかったが、繰り返しやっているとこつが分かってくる。
●10:00−10:30 アイアンネックへのボール寄せゲーム
これは後で分かったことだが、アイアンネックドリルと言うらしい。
要は、傾斜のきついところでの寄せの方向感と距離感を出す訓練をするためのドリルだ。
たとえば、下りスライスラインの10m先にクラブを置き、下り側にヘッドが来るようにセットする。
アイアンネックにボールが引っかかるようにボールを集めるドリルだ。
クラブの長さの範囲にボールが当り、ボールがそこでとまれば、合格。早く、5個とまれば勝ち。
若干遊び感覚だが、息抜きの練習に良い。
先ほどのヒンジングホールドショットで勝ちを競う。年の功か、このようなショットは、全く勝負にならない。
●10:30−12:00 ドライバーショットの練習とビデオレッスン
オーストラリアに来て、レッスンでドライバーを握るのは初めて。今まで、ピッチングと7番アイアン以外はレッスンで使ったことは無い。今までの自分流で打つ。全く駄目らしい。
*ドライバーのスイングの基本
・基本は、アイアンと全く同じ。オーストラリア流スイングを徹底することに尽きる。
違うところは、アドレスでボールを左足つま先の前に置くこと。
長くて大きいクラブだから、一層、グリップ、腕、肘、肩など上体を柔らかく使うこと。
特に、切り返しで余計な力を入れないこと。
・一旦、左飛球線方向にクラブを置いて、反動をつけながら、遠心力を利用して、バックスイングからトップまで持っていくと柔らかい切り返しが出来る。
この時、トップに近づくにつれ、ヘッドが軽くなる感じをつかむこと。
こちらに来て2回目のビデオ撮り。どこまで、改造が出来てきているか楽しみだ。
●12:00−13:00 昼食と休憩
昨日も行ったTOKYO KITCHENへ行き昼食。今日は、ビデオ撮りの手伝いもあり、奥さんの明美さんも一緒。おにぎり、生鮭入り野菜サラダ、ウーロン茶、締めてA$12.00。
亜熱帯雨林世界遺産観光について、明美さんから、いろはを教えてもらう。日本語のガイドつきで、一日幾つか回るコースあり。概ねA$120-30位らしい。
ただし、朝、7:00位の出発、16:30位の帰着とのこと。と言うことは、サファーズまで何らかの手段で、その時間までに行って観光バスを待つ必要あり。また、帰ってきて、ホームステイ先まで、何らかの手段で帰る必要あり。
天気が良くなければ、全く面白くないので、金曜日に土、日の天気予報を調べた上で、前日の昼までに申し込むことにした。
●13:00−15:00 ビデオレッスンとショット練習
今日のラウンドは、15:00までスタートが取れないため、その間に、ビデオレッスンの時間とした。
一人、少なくとも20分位かかる。5人で1時間40分かかる。その間、他の研修生は、ショット練習。
今のソフトは素晴らしい。撮ったビデオの再現や巻き戻し、スローなコマ送りなどはもちろん、画面上に、赤ペンでスイングの軸を入れ、実際のスイングとの差分がどうなっているか、あるいは、理想的なスイング面と実際のスイング面との差分がどうなっているかなどなど、分析がいろいろ出来る。
板橋プロは、さすが、日本体育大学の先生もやっただけに、このような最先端技術も使っての分析までやってくれる。
私のスイングを前回のビデオと画面上で対比しながら、解説して頂く。自画自賛かもしれないが、前回のスイング時の問題点は27チェックポイント中、6件指摘されたが、今回は、3件に大幅に減った。私も画面を食い入るように見た。確かに、随分と良くなっている。
*今回の指摘事項
A3 :アドレス時のグリップ位置;ハンドファーストは大分良くなったが、まだ、十分でない。クラブのセッティングはデザイン通りに、グリップ位置はセンターに置くことを徹底要。
T9 :トップでの体重移動;右腰外側に壁があると思って、そこに腰をぶっつけるように。
T14 :トップでのボディバランス:右膝が伸びないように。伸びるために、右腰がオーバースイングになっている。(すなわち、いまだ、腰が引ける状態)。
残る課題は、デザイン通りのクラブセッティングが出来ていないこと、右腰のオーバースイング(右腰の廻し過ぎもオーバースイングと言う)がまだ残っていること、左腰の開きが早いこと。
板橋プロは、日本出張のためレッスンは明日まで。明日中に、どこまで改善できるか、そんな簡単に行くはずが無い。来週からのボブコーチにきちんと引き継いでほしいものだ。
●15:00−17:00 ラウンドレッスン
ウイークデーなのに混んでいて遅いスタートとなった。こちらは冬、5時前に日没。しかも、5人で回るので、忙しい。打っている間に素振りをして、打ち終わったら、即打つ。
今日は、板橋プロに何回か、私の体をもって、スイングの動きを示してくれる。
ポイントは、下半身をしっかりした上での右への上体の回転とトップの位置、ダウン時の切り返しの仕方について教わる。いずれも、ビデオレッスンの課題と同じ。特に、遠心力を利用しながらのテークバックの仕方は、今までに無い良い感じ。ただし、これも、下半身がしっかりして、オーバースイングにならないことが前提。
このラウンドの途中、お気に入りの磁石つきボールマークをどこかでなくす。残念。