本日のお客様は夏休みの期間中を利用して、集中的に上手くなりたいということで参加してくれたジュニアのヒロトモくんです。今後は大学に入って将来はプロゴルファーになりたいと言う夢を持っています。
(スイングの改善点)
?最初の所見で感じたことは、ジュニアと言うこともあり、まぁ、ブンブン振りまわします。良く飛ぶが曲がるということです。まず、右足土踏まずの垂線上に右腰がくるように左サイドへ押し込んだアドレスにします。そして、後方から見た時に右脇→右膝→右足拇指球を結ぶラインが一直線になるように両膝を曲げて低重心のどっしりした構えにして身体が捻じれる構えに変えてみました。
?次にスイング軌道をアップライトから適正なプレーンに変えてみました。動画でもわかるように元々両腕をめいっぱい伸ばして遠くに振り上げる゛リフトスイング゛。これだと、脇が開いて身体の回転と腕の振りがマッチアップしません(ノーコネクションスイング)。まず、背中の丸まった巻き肩の構えから、胸を張って肩甲骨を背骨に寄せた構えにして、両肘に余裕のある構えに矯正。そして、簡単トップ形成ドリルで胸の回転に同調して両腕のヒンジング&コックが使って上げるようにした。コックの方向を右肩肩口の5cm下に向けて上げるようにしたら、左腕が胸のラインに巻きついて上がってスイングプレーン通りに振れるようになった。本人の意識の中では左肘に相当余裕がある感じが必要!
?身体の大きな筋肉(背中や腹筋)を使って、体幹を消しゴムのように捻転するイメージを持ちバックもフォワードもイーブンペースで振れるようにした。ゆっくりしたスイングテンポを心掛け、両腕とクラブのシャフトで作られたYの字を身体の正面に戻すことに集中。小さめのハンドタオルをグリップに巻いて打つドリルを行い、スイング中は手首が滑らかに動かせるくらいソフトに握ってスイングさせた。
?7番アイアンでサンドウェッジのような高い球を打っていましたが、左足下がりのライで低い球が打てるように練習した。フォワードスイングでグリップエンドが左ポケットすれすれを通過して、左脇を締めて低く左へ振り抜くようにした。本人の感覚では左斜め45度へ振り抜く感じで、スイングプレーン通りに振れることを理解させた。
?前上がりのライは、左肩を開かずに身体を押し込んで打つ(左サイドのリードでバンプする)ことが大事。身体が開く人は必ずフックしてしまいます。ヒロトモくんのアップライトなスイングと身体の開きもこれで一発矯正。身体の押し込んだスイングができるようになったので、ゆったり振っても飛ばせるようになりました。
しっかり練習して、また来年会えることを楽しみにしています。