「スイングで本当に力が必要とされるのは、使ったクラブをバッグに戻す時だけだ。いいゴルファーは、フィニッシュでよろけない。」 byバイロン・ネルソン
スイングに力が入っていれば、安定したフィニッシュが取れない。無駄な力を入れないスムーズなスイングを心がける。ボールを飛ばすのは力ではないのだから。
「ザ・ゴルフ名言集 久保田 滋著 出版芸術社」より
クラブをバックにしまうときって、3本指でシャフトをつまんで、ストンッとスナップを使って入れるぐらいなんで、体のどこにも力が入っていないはずです。
それよりも、力が要らないと言うことです。
バイロン・ネルソンと言えば、PGAツアー11連勝という、とんでもない金字塔を立てた人だ。
当時、「彼ほど、真っすぐなストレートボールを打てる人はいない」と、あの゛鉄人゛ベン・ホーガンが言っているので、相当完成度の高いスイングであることが推測される。
私が思うに、アベレージゴルファーに力を抜けと言っても、クラブがすっ飛んで行っちゃうんじゃないか不安なんです。
まずはこの不安を取り除いてあげることが大事!
キーワードは゛脱力゛と゛遠心力゛です。
この3つのドリルはお薦めです。
? 簡単トップ形成ドリルで、脱力したコンパクトなトップを目指す
https://www.goldonegolfschool.com.au/blog/index.php?itemid=960
? 両手の親指、人差し指、中指の3本指でグリップをつまんで、ティーアップしているボールを打つ。クラブはPWか9番アイアン
? クラブを逆さに持ち、地面に刺したティーを打ち払うドリル
https://www.goldonegolfschool.com.au/blog/index.php?itemid=1449
やっているうちに、クラブがスッ飛んで行っちゃうくらいソフトグリップで持てるといいね。
両手首にはボールベアリングが内蔵されていて、クラブが自由に動くんだ!
そして、クラブの重み、つまり遠心力を感じながらスイングプレーンの上をまるーく振る。
スイングしている時は、筋肉をどこか゛ギュッ゛と固く収縮させて、力がみなぎっている時は駄目だね。
゛バシッ゛とか゛ビュンッ゛とか、引っ叩いて飛ばしてやろうと思うとそうなります。(瞬発系筋肉)
スイング中は筋肉を柔らかくしならせて使い、躍動感のある流れる動きが理想です。
打つ前に「ソフト&スムーズ」と言い聞かせて、体重が「スーッ」と前足に乗っていくイメージです。
柔らかくねちっこい動き(粘り系筋肉)は、プールの中で水を噛んで進む時のような柔らかい抵抗感(作用・反作用)のある動きです。
皆さん、左腕の二の腕に立派な力こぶを作ってみて下さい。
まさに力みがそれで、コブ側も下側も筋肉が収縮して固くなってますね。
無理に左腕を伸ばして上げようとすると、同じことになります。
しかし、下側の筋肉を弛緩(ゆるめる・伸ばす)してあげると、左肘が少したわむぐらいで非常にリラックスしてますね。
力みと言うのは主要の筋肉と拮抗している筋肉を同時に収縮させてしまうことで起こります。
参考になりましたか?ちょっとでも、理解してくれるとうれしいです!