本日のお客様は名古屋から来られたモモちゃんです。3週間のトレーニングコースに参加。今回で2回目の来校です。
最初の所見で感じたことは、アイアンではボールを打ちにいく動作が見られ、しっかり振っていないこと。長いクラブになると体重移動が不十分でのけ反る傾向が見られた。これはスイング中、脇と胴体のコネクションの甘さと前傾姿勢を維持できないからである。腰が引けないよう体の正面で捉えたら、しっかり左に振り抜くスイングを目指しました。
(スイングの改善点)
1.アドレス時に両腕・両膝を突っ張り、前のめりになる傾向があった。ボールから少し遠かったので胸の面を立たせ、あごを引いて高いところからボールを見る構えに矯正。こぶし1個分近く立てるようになったので、脇を締めて振れるようになった。
2.両腕を突っ張ってノーコックで上げていたので、ヒンジング&コック(肘と手首の内側の角度が90度)を入れて、それをインパクトで一気にリリースするようにした。それとバンカーにて線を引き、アイアンのソールできれいに線の先を薄く削るドリルを実践して、ヘッドの重みで下ろせるようになった。この2つの組み合わせで高弾道のアイアンショットが打てるようになった。
3.「両腕と肩のラインを結ぶ三角形を崩さずに目標にクラブを放り出すように振る。」これは見た目もかっこいいし、理想はそんなスイングをしてみたい。でも、実際にやろうとすると、胸の回転が止まって上体が突っ込んだスイングになるか、体重が後足に残ってフィニッシュが取れなくなります。モモちゃんもそれがいいと思って実践していました。
4.正しいのは体の正面で捉えたら、肘から先が胴体に巻きつくように体の左へしっかり振ること。両肘はドアノブの内側に付いている蝶つがいのように折りたたまれるのが正しいのです。正しい三角形とは「両肘とグリップを結ぶ三角形を崩さないこと」これに胸の回転がしっかりついていくことが大事です。スイング軸から半径が短いのでこのほうが体を早く回せます。両腕を突っ張ったら回転のスピードを妨げてしまいます。
左サイド始動のスイングが出来るようになったので、腰が引けることもなくスムーズな回転で打てるようになりました。脇が締まってよく左に振れています。最初は膝や肘の関節が全て突っ張たまま振っているように見えましたが、今ではウソのようです。シングルへの復帰も近いことでしょう。