タメというのは、手首とシャフトで出来るコックをほどかずに下してくることではない。このコックの鋭角的な角度は良い動きをすれば結果的につくられるもので、意識的に行うものではないということ。右肘の使い方やクラブが体に巻き付くように使うと言った細かい作業は置いといて、ここでは、ダウンにおける肩と腰の捻転差(Xファクター)を効かした動きに着目したいともいます。
それはとても簡単に体感できます。トップでできた背骨の角度(アイアンで15度、ドライバーで30度右に傾く)を変えずに下半身から先行して、胸の面を右に置き去りにして上下の捻転差(Xファクター)を作り出す。
前回の動画のように、ベルトのバックルを飛球方向に押し込んで右腰を入れる。この時に両膝のラインも揃って押し込まれて、右足土踏まずで地面を蹴って左足内腿で受け止める。(左膝が伸びると腰がスピンしてしまうので注意)
インパクト直後まで右肩のほうが少し低いので、右サイドは三日月ぐらいの反り具合で、右足土踏まずにかかるプレッシャーは強い。
この動作を繰り返すだけでも、右足親指及び拇指球の地面をえぐる力が強いのがわかる。
体の大きな筋肉を使ったストレッチにもなります。読者の皆様もぜひ実践してみてください!