この本とってもよかったです。
みなさん、お弁当のエピソード、思い出ってありますか?
嬉しかったこと、恥ずかしかったこと、嫌だったこと人によっていろいろですが、必ずひとつやふたつは思い出話が出来るのではないでしょうか?
この本には、そんなエピソードが作文形式で幾つか紹介されています。
どれも、感動する内容。
いつもお母さんが作ってくれるのが当たり前だったお弁当。
自分が作る番になって初めて大変さがわかります。
どんなものを喜ぶか、どう作れば美味しく見えるか、冷めても美味しいものは。。。
いっぱい、いっぱい相手のことを思いやる気持ちが詰まったお弁当ですね。
香川県の小学校で、お弁当の日という取り組みがされた紹介も載っていました。
子供達が、自分一人でお弁当を作って学校に持ってくる。
簡単なようで、とっても大変です。
横で見ている親も、口出ししないお約束。これまた、忍耐です。
でも、この弁当作りを通して、子供達は弁当作りの大変さ、作ってくれる人への感謝の気持ち、食材への理解など大きく成長する様子が描かれています。
大学生でも、弁当の日を実施したそうです。
普段、コンビニ弁当や外食が多くなりがちな大学生。
この弁当の日から、食料自給率や地産地消について考えられるようになったお話も載っていました。
ちなみに、オーストラリアでは給食がないため、プリスクールが始まるとお弁当生活が始まります。
お弁当と言っても、こちらでは簡単に食べられるサンドイッチがほとんどです。
なにせ、休み時間が20分ほどしかなく、子供は遊びたいがために、手でパパッと食べられるものにしてくださいというリクエストが学校からくるのです。
サンドイッチなら、4歳児でも自分で作れるだろう!ということで、我が家では自分で毎朝弁当を作らせています。
パンにジャムを塗りペタンとするだけ、卵にマヨネーズをかけ、ぐちゃぐちゃっと混ぜパンに挟むだけ、ハムとチーズのせるだけという簡単サンド。
作ったあとは大変なことになりますが、これも成長と思い、自由にさせています。
弁当箱に入らず余ったものは、みんなの朝ごはん。
美味しいと言って食べると、はりきって作ります。
人を思う心、食育につなげていきたいです。
そして、私も楽ができれば一石二鳥♫
毎日、ご飯を作ってくれた母、誕生日や週末に美味しいご飯を作ってくれるチャイニーズの友達ジェニーさん&ポールさん、そして、週に2回我が家の晩御飯を作ってくれるあつこさん。
たくさんの方の愛のこもったご飯が食べられて幸せだなと、そしていつもありがとうございます。
当たり前と思っちゃいけないですね、作ってくれる人の時間(命)を使ってくれていることを忘れずに。
そんなことを考えた本でした。
おすすめです!